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高濃度ビタミンC療法~がん治療の新しい選択肢~

 

高濃度ビタミンC点滴療法は身体にやさしい副作用のないがん治療として注目されている最新医療です。この治療法はがんの初期、再発予防から手術・放射線療法・化学療法が無効の進行がんの患者さんまで、幅広く受けて頂くことができます。

全身の免疫力を高め炎症を抑える効果がある為、帯状疱疹ヘルペスやアトピー性皮膚炎、各種アレルギー・自己免疫疾患の方にも適応があります。美白・アンチエイジング効果も高く、当院のメディカルエステ施術との併用が大変効果的です。

※受診の際は他院からの紹介状、健康診断や人間ドックなどの検査結果、おくすり手帳、などをご持参下さい。

※他院様からのご紹介、どなたかのご紹介、の場合はその旨をご予約の際に受付スタッフまでお伝え下さい。

高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCを点滴で大量投与すると、抗ガン作用を示すことが研究で明らかにされています。血液中のビタミンCが高濃度になると過酸化水素水が発生します。この過酸化水素水は正常な細胞に影響を与えずに、がん細胞に影響を与えずに、がん細胞にだけ強い傷害を与えます。米国やカナダではC点滴によるがん治療の論文が発表され、多くの施設でがん患者さんはC点滴の治療を受けています。C点滴は進行したがんにおいても生活の質(痛み、倦怠感、食欲不振、化学療法や放射線療法の副作用)を改善します。C点滴は化学療法や放射線療法と併用することもできます。

副作用が非常に少ない安全な治療法です。心不全、腎不全、人工透析中、先天性G6PD欠損症の方はC点滴をすることはできません。

治療プログラム通りにすれば、他の化学療法と放射線療法との併用も安全に実施することができます。なお、C点滴は化学療法や放射線療法の効果を弱めることはありません。

効果が期待できる疾患や症状など

この治療は30年以上の歴史があります。現在、アメリカのカンザス大学、ジェファーソン大学、カナダのマギル大学、日本の東海大学医学部などで、卵巣がん、子宮がん、悪性リンパ腫、肺がん、膵臓がん、進行がんの患者さんについてC点滴による治療研究がおこなわれています。

これまでの報告や研究から、脳腫瘍、肺がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、肝臓がん、膀胱がん、腎臓がん、乳がん、前立腺がん、子宮がん、悪性リンパ腫、白血病、その他多くのがんに効果があると言われています。同じ部位のがんでもC点滴の効果には個人差があります。C点滴はがんの縮小効果だけでなく、生活の質(QOL)の改善や延命など、がんの補助療法として用いることができます。

免疫力の低下によるウイルス感染症(帯状疱疹ヘルペス後神経痛、ベル氏顔面神経麻痺)などの代替療法も積極的におこなっております。

初回G6PD検査の必要性

G6PDは赤血球の機能を保つための酵素です。G6PD欠損症は日本人には稀な遺伝性疾患ですが、日常の生活に支障がないために、これまで注目されませんでした。しかし、遺伝性G6PD欠損症の患者さんに大量のビタミンC点滴をすると、重症の溶血性貧血を起こすことがあります。このような合併症を防ぐために、C点滴を受ける前は必ずG6PD検査をし、安全に治療が受けられるかどうかを判断します。

どのような症状にC点滴が適していますか?

高濃度ビタミンC点滴療法が適しているのは次の場合です。

(1)手術・放射線・化学療法が無効の場合

(2)手術・放射線・化学療法の効果をより確実にする

(3)放射線・化学療法の副作用を和らげる

(4)手術後の再発予防

(5)手術までの待機期間中の転移予防

(6)代替医療を希望する場合など

手術、抗がん剤、放射線療法が有効ながんの場合は、それを優先するか、C点滴との併用を推奨します。

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